滞在時の住居を探す

ボストンの家賃水準はむちゃくちゃ高いです。ホテルが普通に一泊$200以上するので、部屋の家賃は推して知るべし。これ、日本人にとってだけの問題ではなく、アメリカ人を含む世界中のボストンで留学・研究生活を希望する人間の悩みです。そのため、ボストンではシェアハウス、ルームシェア、そしてsubletという部屋の又貸しというのが普及しています。SSNがなくても、短期間でも部屋が確保できるのはありがたい反面、不動産業者を通さないので、(店子ではなく)大家さんの信用とか、事務手続のスムーズさとか、あとハウスメイト・ルームメイトとのトラブル処理などは若干不安が残ります。ので、どういうルートからsubletを探すか、候補物件をどう吟味するかがポイントになってくるわけです。

MIT Housing Office

王道はMIT Housing。大学自らの斡旋機関。そりゃ安心。以下のURLにあるルールに則って利用してくださいね。
Sublicense Center | MIT Housing

場所は、BUILDING W59-200 (MIT Campus Map)。遠いんだ。これが、、、、。

On campus residence

MITのキャンパス周辺に、MITが運営するアパートメントがあります。短期の場合は、そこでsubletの募集がないかをチェックするわけですね。
Residences | MIT Housing
On campusでのsubletは以下のURLからチェックします。そして、ダイレクトに貸し出し人にメールで連絡を取りましょう。
Sublet Listings | MIT Housing

Off Campus

キャンパスの外の、いわゆる普通の一軒家やアパートメントのハウスシェアルームシェアのsublet物件も、紹介してくれます。ただし、MIT IDによる認証が必要。iMITの手続が終わってから利用可能です。

Access to this page is restricted to the MIT community | MIT Housing

その他

食事

cafe, sandwiches

super market

  • Lotte Market - Kendall Square/MIT - Cambridge, MA 日本(と韓国)の食材が豊富に揃うスーパー。他のスーパーでは売っていない、出汁の素や出汁醤油までも売っている。$25以下はクレジットカードが使えないけど、意外に高くない。

Visiting Studentとしての現地手続関連

MIT mobile

MITのキャンパスは広大。なので、とにかく一番最初にMIT mobileアプリをスマホにインストールしましょう。色々機能はあるのですが、一番使うのがmapです。MITでは場所を指定される際、全て部屋番号で指定されます。部屋番号の一番最初の数字は建物の番号なのですが、建物があまりにありすぎて、どこにあるかわからない。こんな時はmapを使えば直ぐ解決。
なお、MITキャンパス内は無線LANが無認証で使用可能なので、携帯電話回線がなくても、無線LANでアプリは使えます。

MIT Campus Map

http://whereis.mit.edu/
Google MapのAPIを使ったMITのキャンパスマップ。ノーマルのGoogle Mapとの違いは、校舎番号がきちんと表示されていること。しかもGoogle Mapベースなので、建物に対するpermalinkを抽出して、メールなどで送ることができる。人に案内する際には必須のページ。

ISO: International Student Office

だいたい、留学生は短期であろうが長期であろうが、ここにひたすらお世話になります。
場所は 5-113 (MIT Campus Map)

オリエンテーション

毎週月・木の午前中にISOにて実施。ISOに予約が必要。

Maintaining Status

要は、MITが移民局に滞在学生の居住情報を提供するための内容を届出なさい、ということ。
詳細は、MIT | The International Students Office | Maintaining Legal Status

MIT WebSIS

For Students

上から5番目の
Biographic and Emergency Records

一番上の
Addresses and Phone Numbers
に行き、

  1. SEVIS U.S. Address (米国内での滞在住所)
  2. SEVIS International Address (本国の住所)

を追記するということです。

Social Security Number

準備書類
  1. J-1 Visaが貼っ付いたパスポート
  2. I-94カード(これもパスポートにホチキス留してあるはず)
  3. DS-2019
  4. a letter of supprt from ISO (オリエンテーションの後、もらえます。)
  5. SS-5 ここからダウンロード。記入の参考になる
発行までの期間

窓口で申請してから二週間後に、自宅の住所に届きます。
なので、入国から10日経ったら、一日でも早めの申請をすることが大切。

手続の窓口

MIT | The International Students Office | Social Security Numberには、Social Security Office for Cambridge, MA 02138 
地下鉄Redline Harvard Sq.駅から#78バス: Arlmont Village via Park Circle & Blanchard 行きに乗車。Concord Avenue(14つ目、乗車時間10分)で下車。バス停からは徒歩1分。
Google Map
※たぶん、MITがCambridge市だからこちらのオフィスなんだろうな、、と思います。これ、Boston市在住の場合はBoston市のオフィスに行くのかな?

というわけで、SSN取得手続にはバスに乗らなくてはなりません。乗るのは78番。詳細はMBTAの以下のページをご覧ください。

MBTA > Schedules & Maps > Bus > 78 - Arlmont Village - Harvard Station via Park Circle

写真で紹介。Social Security Office訪問。

実際に手続きしに行って来ましたので、写真で行き方を解説します。


まず、TのRedlineでHarvard Square駅へ。バスなどで来た場合は、ここから地下のバスターミナルに降りましょう。


階段を降りると左側に、


バスターミナルへの入口が2つ。


左側のルートを進みます。78番バスはこちらと書いてあります。
(ぼけていて、見にくかったらごめんなさい。)


歩いて行くと、バスターミナルに


先ほどの扉をくぐるとすぐ左側。


7番のりばに78番という表記が。


78番バスがやってきました。これに乗ります。


「Concord Ave opp Fawcett St,」で降ります。バスはずっとConcord Avenue沿いに走るので、ひたすら次の停留所は"Concord Ave."という表示が出てきます。焦らずに、"Fawcett"の文字が出るまで待ちましょう、、、と言いたいところですが、正直スマホのマップがあって助かった、、、という感じです。


バス停から見たオフィスが入居する建物。バスの進行方向右後ろ側にあります。


オフィスの玄関です。ここから入りましょう。内部は撮影禁止なのでご容赦を。
入ったら、銀行などでよくある受付票を取ります。SSN取得申請手続きの方を選んでください。
しばし待つと、窓口から受付票の番号が呼ばれます。窓口に行き、準備した書類を全て出します。その際、SSNカードの送付先住所と電話番号を聞かれますからちゃんと知らせてください。

今回思ったのが、住所以外に電話番号が本当に重要になるということ。SSNしかり、銀行口座開設しかり、、。ですので、地元の番号の携帯SIMを、あらかじめ仕入れておくことが非常に重要です。入国したら、さっさとT-mobileショップに行きましょう。


帰りは、降りたバス停の反対側に、Harvard Square行きのバス停があります。椅子と日除けがあるからよかったけれど、私の時は35℃超えの炎天下に30分くらい待ちました。大変でした。帰りのバスは、終点まで乗ればいいわけですから、気が楽ですけどね。

州外、国外移動に必要な手続き

J1Visaにて米国滞在中に州外に移動する際には、国外はもちろん、米国国内であってもパスポート、I-94、DS-2019の携帯が必要。
前もって、DS-2019にISO officeから、Travel Signature(DS-2019の受入先機関で、ちゃんと研究しているよ、という証明の署名)をもらっておく必要がある。発行には2 business daysかかる。
署名をもらうには、ISOにDS-2019を提出する。これ、オリエンテーションが終わったら、さっさとISOのデスクに提出するのが吉。オリエンテーションでは、「必要がある人は、、、、」と言われたので、その日に持っていかなかったのだけど、長期滞在の場合フィールワークだろうが、なんだろうが、ボストンに閉じこもることはまずないので、さっさともらっておくべし。

J1Visa取得手続

SEVIS I-901 fee以外の情報は、↓にまとまってます。米国大使館のサイトですが、日本語でのインストラクションです。大雑把に眺めて理解してください。でも、その前にまずはSEVIS I-901 feeの支払いを!!
米国ビザ申請 | ビザを申請する - 日本 (日本語)

SEVIS I-901 fee

DS-160とは別に、米国の移民局側(U.S. Immigration and Customs Enforcement)にSEVIS(Student and Exchange Visitors Information System)feeを払い込まなければなりません。これができないと、大使館面接に突破しても、J1Visaは発行されないのです。なので、DS-2019が手元に届いたら、即座にこちらを支払う手続をしましょう。なお、DS-2019に書かれたSEVIS Noが必要ですので、DS-2019が届くまでにこちらの手続きをすることはできません。

SEVISの詳細は

等を参照ください。

手続は、こちらから。
Department of Homeland Security - Form I-901 Application - Instructions
ちゃんとPayment Receptをプリントアウトして、大使館面接に持って行くこと。RECEIPT NUMBER: (Confirmation Number)はとっても大切。

料金の支払

SEVIS feeとは別。こちらは米国大使館に支払う事務手数料。でも、クレジットカードでも、Pay easy(銀行ATMとコンビニ)でも払えるなんて、楽ちん。以下のページで受付番号をゲットした上で、カードならそのまま決済しちゃってください。受付番号は本当に重要なので、画面キャプチャ、プリントアウトなどしてちゃんと保存してください。
なお、正規の領収書を速達で、、、みたいなのを選べますが、速達にしたところで面接が実施される方がはやいので、あまり意味無いです。

米国ビザ申請 | 銀行および支払いのオプション - 日本 (日本語)

DS-160

書類番号はあれど、これはウェブフォームでの入力、提出。↓のURLからどうぞ。面倒くさいのが写真と、最近過去5回の米国入国履歴の報告。これ、パスポートのスタンプをひっぺがえしてリストアップするのは相当時間がかかるので、事前にやっておきましょう。というか、ビザ取得して米国に入国する予定、希望がある人は、これから海外に行くたびに、出国・帰国日と滞在先をエクセルとかでまとめといたほうがいいですよ。こういうのをしていると、『国』というものの存在をやたら感じますねぇ、、、。

米国ビザ申請 | DS-160 情報 - 日本 (日本語)

入力内容がやたら多いので、複数回に分けて入力可能です。ここらへんは、確定申告:e-taxと要領は同じ。(ってこのエントリの読者に確定申告経験者ってどれだけいるのやら?)
申請が終わったら、きちんとプリントアウトしてください。申請ID番号とバーコードが面接には必須です。

面接予約

まずは面接の待ち時間を↓のサイトからチェック。
プルダウンメニューで、面接を受ける都市(Tokyo, Osaka, etc.)を選んでください。
Visa Wait Times - for Interview Appointments and Processing

  • Typical Wait Time (Calendar Days*) for a Nonimmigrant Visa Interview Appointment: 面接の予約を最短何日後に入れられるか
  • Typical Wait Time (Workdays**) for a Nonimmigrant Visa To Be Processed****: 何営業日でVisaが発給されるか。

なので、DS-2019が手元に届いてから、この2つの日数プラス1週間くらいをみこめば、だいたいVisaは発給されるというのが目安でしょうか。

あとは、↓から面接の予約を入れます。アカウントを取得して、必要項目を入れていけば、面接予約可能スロットを選択する画面が出てきます。

portal.ustraveldocs.com

入力内容+予約時間帯の情報をきちんとプリントアウトしてください。特に予約日時。これが抜けていると、大使館の中に入れてもらえません。

大使館面接

30分くらい早めに着けばだいたい大丈夫じゃないでしょうか。どんなことをするかは、↓のリンクを参照ください。

いや、この教えてgoo!の内容は、本当にお役立ち!

面接に持参すべきものは

  • パスポート
  • DS-2019
  • SEVIS I-901 fee支払証明
  • 面接予約の記録プリントアウト 面接時間入
  • DS-2019取得のために提出した書類 (身分保障とか、経済的保証とか、受入先教員の受入署名とか。私は留学保険の契約証明書・英語版も一緒に提出しました。)

ちなみに、この面接で、パスポートを含む上記のすべての書類は大使館預りになります。J1visaがパスポートに貼り付けられて、その他提出書類と一緒に、レターパック500で申請した住所に配送されてきます。

DS-2019取得手続

学生側は基本的にはiMITを通じて情報をアップロードすることで、手続を進めます。

iMITにスキャンして登録はしないけど、内容の記述が求められ、かつ大使館面接で提出が求められる可能性が高いもの。

iMITとMIT WebSIS (Student Information System)利用のための諸手続き

iMIT。ここで、DS-2019の発行のための情報を入力したり、書類をスキャンしたものをアップロードしたりする。

ログインした後は、
Visiting Student Services (Non-Degree) > J-1 Application for New Visiting Student
のページに移動すること。「Admission and Orientation」は秋から入学する課程学生用の項目で、僕は何度も間違えてこちらに入力していた(思いっきり無駄骨)。

ここの項目は

  • Passport Information for Visiting Students :パスポートの項目の入力。更にパスポートの券面をスキャンしてアップロード。
  • Program Information for Visiting Students: 受入先研究科、ラボ、教員情報
  • Address Information for Visiting Students: 米国滞在時の住所。つまり、事前に住所が決まってないと進まないってこと。これ、結構シビアですよね。最低1回は事前に渡航してないと辛いということになる。
  • Add Dependents (Spouses/Children) for Visiting Students: 家族を帯同していく方はこのページも。
  • Medical Certification for Visiting Students: 医療保険に関する登録。渡航後に、MIT Healthが提供する保険に加入するという選択肢もあるけど、事前に日本で買っておくほうが安い。
  • Financial Information for Visiting Students :滞在時の生活保障。要はスポンサーの金銭支援のお墨付きを提出しろってことです。
  • Submit Request for Visiting Student Documents :ここが、指導教官の推薦状をアップロードするところだったかな??
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