ウェブ連載が始まりました.

突然ですが私,久しぶりにウェブ連載,といいますか,ブログでの連載を始める事になりました.どこでかというと,WDE08 Blogです.毎週月曜日に私のエントリが公開されます.

WDE08って何よ,ということになるわけですが,WDEとは正式名称Web Directions East 2008.内容はといいますと,世界のトップエンジニアによるウェブ技術をテーマにしたカンファレンスとワークショップなのです.“ウェブ”と一口で言っておりますが,このイベントが対象とする技術はCSSAjaxなど,いわゆるフロントエンドと呼ばれる分野のものです.イベントの詳細は公式サイトをご覧ください.

なぜ私がこのイベントに関わることになったかというと,ウェブは菩薩であるでも取り上げたmicroformatsの普及を推し進めているJohn Allsoppがこのイベントのワールドワイドオーガナイザーだからなんですね.ちなみにWeb Directionsは日本で開催されるEastのほかに,John Allsoppの地元オーストラリアで開かれるSouth,カナダのバンクーバーで開催されるNorthがあります.

ブログの執筆者は私の他にも数人いるのですが,私は主にウェブ技術がビジネスとどのように関係するのかについての解説を中心に書いていきます.実は私の連載は先週から始まっておりまして,先週分も合わせて内容をちょっとだけご紹介しておきます.

WDE08 Blog: コミュニケーション戦略全体に影響を及ぼすウェブ技術

このようなマーケティング面での取り組みが盛んになる一方、メッセージが生成・伝達される場であるウェブそのものがもつ重要な特徴がいくつか見過ごされているように感じます。

ウェブが単なるプロモーションの手段から、ビジネスプロセス全般に関わる重要なツールとして進化した今、こうしたウェブの特徴はすべての企業の戦略立案や行動に大きく影響を与えます。

WDE08 Blog: コンテンツとデザインの分離とは何か?

16:9のハイビジョンで製作された番組を昔ながらのテレビで見ようとすると,左右が欠けたままになるか縮小しなければなりません.このことからわかるのは,テレビは決まった形のディスプレイで見られることが前提としたコンテンツだということです.

一方ウェブサイトはどうでしょうか.あなたが自宅で使っているパソコン,会社で使っているパソコン,そしてiPhone,みんな画面の大きさも,下手をすると縦横の長さの比率も異なっているかもしれません.それだけではありません.同じディスプレイであっても,ウェブブラウザが表示されている大きさは,時によりまちまちです.