AWAlab.のORF2010はLinked Open Dataとオープンガバメントで盛り上がる!!

秋が深まり、、、、というよりも、秋をすっ飛ばして冬が来てしまった間がある今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。秋と言えば学園祭。ええ。私は別に学祭にキャッキャウフフするような歳ではないですが、大学に所属しているので、何かと影響があります。三田祭、どんな感じなんだろう、、、
で、私が所属するSFCでは、この三田祭期間=学園祭のお休み期間の間、三田で模擬店を巡るなんてことはせず(ちょっと寂しい、、)、六本木ヒルズアカデミーヒルズを借りて研究発表イベントを開催しております。その名も、Open Research Forum、略してORF。

今年のSFC Open Research Forum 2010には、次世代Web応用技術・ラボ、略してAWAlab.も、ブース展示に加え、and you?ミニセッションを出展します。
こちら、開催直前にスロットの募集がかかったため、公式サイトに案内が全くないのですが、ちゃんとやります。しかも、テーマは今話題のオープンガバメントにLikeddata!
オープンガバメントっていっても、ただ公的機関が保有しているデータがPDFとかで開示されても、ただ「見れる」だけ。データは実際に計算したり分析したりしてこそ活用できるよね!ということで、ウェブというオープンなプラットフォームに、情報やデータを持っている主体がじぶんで、マシンリーダブル=利用者がハンドリングできる形式で公開し、情報の公開・活用・共有価値の創出・価値の受益までをボトムアップで行おうというのが、Linked Data×コミュニティのコンセプト。
今回はその実践で先頭を走る2つのプロジェクトからゲストを招いて対談します。

お一人は、Open Community Data Initiative/ 横浜Linked Open Data Project 主宰の小林巌生。そして、SFCならびにW3CのOBで、LinkedData.jpの主宰者、更には国立情報学研究所で進んでいる学術リソース(特に美術館・博物館収蔵品)のLODデータベース&利用基盤構築プロジェクトであるLOD.AC | Linked Open Data for Academiaにも携わる加藤文彦氏と深見との鼎談です。時間が30分と短いのでかなりコンパクトな感じで申し訳ないのですが、かなり熱くなるはずです。

AWAlab.のブース出展自体は、ORFの会期=22日・23日の二日間終日に渡っているので、セッションにお越しになれない方はせめてブースにおいで下さいませ。セッションは朝早くて時間も短いので、終わった後はたぶんブース近辺で登壇者は雑談している可能性もある(かな?)ので、ぜひぜひ。

飛び石連休は、アカデミックでソーシャルな刺激を受けにきてくださいね!! 六本木でお待ちしております!!

ミニセッション:Linked Dataとコミュニティが拓くオープンガバメント

  • 登壇者
    • 加藤文彦 情報システム研究機構 国立情報学研究所 特任研究員 LinkedData.jp
    • 小林巌生 Open Community Data Initiative/ 横浜Linked Open Data Project 主宰
    • 司会:深見嘉明 政策・メディア研究科 次世代Web応用技術・ラボ 特別研究助教

世界最大のドキュメントデータベースであるウェブ。そのウェブを、データ共有・活用のためのプラットフォームに進化させる技術、それがLinked Open Data(LOD)です。LODはオープンガバメント戦略の中で重要な技術として位置づけられており、イギリス・アメリカでは政府が積極的に取り組んでいます。本セッションでは、SFC卒業生で国立情報学研究所にて学術情報のLOD化に尽力されている加藤文彦氏と、地域コミュニティの活性化をLODを通じて行う横浜Linked Open Dataプロジェクトを主催する小林巌生氏を迎え、アカデミックコミュニティと地域コミュニティによるボトムアップでのオープンガバメントの実現への方策、課題について議論します。

ブース展示:次世代ブラウザ、セマンティックウェブ技術がもたらすウェブの進化

AWAラボでは次世代Web応用技術を研究し、世界に先駆けたWeb応用ビジネス基盤を構築することを目指して活動しています。今回は、ウェブ3.0を実現する技術として注目を集めるセマンティックウェブ技術の応用を進めるセマンティックWeb委員会の活動ならびに、ウェブアプリケーションプラットフォームとしての機能を強める次世代ブラウザがウェブと社会をどのように進化させていくのかについてご紹介いたします。