Firefox3リリースパーティー

ソーシャルタギングメタデータ標準規格とくれば,次に研究として注目すべきはメタデータが流通するインフラの中で,最もユーザに近い場所にあるプラットフォームであるブラウザでしょ.ということで,そんなプラットフォームを支えるコミュニティであるMozilla Foundationプレゼンツの一大イベント,Firefox 3 リリースパーティーに行ってきました.といっても26日(木)のことなのですが,,,

当日は,前日から最高気温が10度も低いという天候不順のため,思いっきり風邪を引いてしまい,午前中は医者に駆け込み,午後は薬飲んで睡眠.出席しようかどうかについて直前まで悩みながらも,ここまでの規模はなかなかないということで気持ちを奮い立たせて出席したのでした.そもそも,やはりFirefox3というコミュニティの生み出した成果が世に出たことに対して,素直に祝福したいという気持ちもありましたし.

パーティーの内容については,既にあちこちのウェブサイトやブログエントリで紹介されていますので,ここではいくつかリンクを連ねるだけにしておきます.私,カメラを持ち歩く習慣がなく,このブログに貼ることのできる写真もありませんしね.

当日は参加者が350名を越えていたようで,凄い人,人,人.でも会場のグランドプリンス高輪パミールの宴会場は広々,ケータリングも豪華.ということで,のんびりした雰囲気でお祝いしてました.一人で参加したので,知り合いがいなかったらどうしようかな,,,と思っていたら,John Alsopp来日時から親しくさせていただいている web direction eastの主催グループメンバー,かつmicroformats.org Japanのメンバーと合流することができ,そこからさまざまな方と交流させていただくことができました.

こういうパーティーに来ると,ウェブというプラットフォームが,個人の力,個人をベースにしたコミュニティの力で創られているということが実感できて,ちょっと胸が熱くなったりするわけですが,実際の現場の取り組みは当然シビアなものです.セキュリティやバグの問題に対する対処はもちろんのこと,プロモーションなど普及活動についても莫大なマーケティング予算を持つ大企業相手に知恵と情熱を振り絞って行っていかなければなりません.ちなみにこのパーティーを主催していただいたMozilla Japanの人員は総勢10人程度(でしたっけ,,,,).その人数で山手線の社内でCMを流したり,このような大規模なパーティーを開いたり,プレスリリースを打ったり,学術や他のエンジニアコミュニティ,ユーザコミュニティと連携したり,USのMozilla Foundationとやりとりしたり,,,と,もはや尊敬するしかありません.

Mozilla Japanのスタッフの皆様も大変でしたが,アメリカからかけつけたMozilla Corp CEOJohn Lillyさんも二次会では疲労困憊.とにもかくにも,おつかれさまでした.

それから,当日会場でお会いした全ての方,今後ともよろしくお願いいたします.