クラウドで目があるかもしれない日本企業って、、、、
昨日Nick Carrの本を取り上げてから、ちょっと考えてみました。
クラウドコンピューティングの現時点での主役は間違いなくGoogleとAmazonで、それをIBMやMicrosoftやCiscoあたりが追いかけているという感じです。で、これらの企業は全部アメリカの企業なわけですね。
翻って日本を見てみると、、、、、
ま、著作権の問題で検索エンジンのキャッシュサーバが国内に置けないっていう時点で、参入することがまったく前提とされていないような気もするのですが、その点は敢えて目をつぶり、、、、日本の企業でこの競争にまっとうな(メジャーな)プレイヤーとして参入できる可能性のあるところってどこかと考えてみました。
クラウドコンピューティングのインフラに必要なものは、乱暴に言ってしまうと
- 電力
- 半導体
- ストレージ
ですね。もちろん地震の不安が少ない地盤の安定した土地とか、安い通信回線とか、いろいろ考えればキリがないのだけれど、別に日本企業が国内に施設をおく必要は全くないわけで。(どうせロクな雇用は生まないはず)
ちなみにここでいう電力っていうのは、単にelectric powerというよりも、大量の電力を生み出し、それを制御してシステムを動かすことのできる総合力を意味します。だから別に東京電力がクラウドで勝てるかも、、、なんてことは言うつもりありません。*1どっちかっていうと、発電所とかプラントとかをきっちり作って運営できる技術のことを指しています。
そうやって考えると、国内で発電所を作っているメーカーって3社。その中で半導体もストレージも作っているのは2社、ありますね。意外にも通信機器ベンダ発祥の企業ではなく、こうした総合電機・重電メーカーがいきなりとんでもなく効率的、かつ安定性の高いインフラを全世界に作りまくったりして、、、、、
このエントリがネタというか単なる余田話扱いされるのか、それとも経済産業省あたりを勇気付けるだけのものなのか、、、、ちょっと反応が気になってみたりして、、