ボストン滞在生活に役立つ情報

交通機関

MITの学生(Visiting Student含む)・職員には、MBTA(地下鉄&バス)のパスが半額で提供されるT-passを利用できる。で、MIT Facilities のウェブサイトには、サイトから購入する方法が延々載っているのだけど、わざわざStudent Accountに紐付けた口座=MIT Payに小切手で入金して、それをMIT Online Parking: Create T-pass Accountで購入手続きして、さらにStata Centerとか、MIT Facilityのデスクで受け取るなんてまあ面倒なわけです。

なので、一番のおすすめはW20 Student Center地下のParking and Transportationデスクに行って直接購入すること。場所はオリエンテーションを受けてIDカードを受け取るMIT Cardと同じ部屋なので、その際に現金を持って行ってIDカードができたらその場でお買い上げ、というのがいいですよ。なお、現金か小切手しか受け付けてもらえないので要注意。あと、学生割引T-Passは、月末の3営業日しか購入できないので、事前に行っても仕方ありませんのであしからず。

私は、MIT徒歩圏に住んでいるので、最初の1ヶ月はPassを購入せずに過ごし、学会などでボストンを移動する機会が増える二ヶ月目の直前に購入しました。Passは月単位(もしくは学期単位)の発行なので、月末近いのであれば1week Passで済まして、翌月分からT-Passにするのをお薦めします。

運転免許(MASS ID, Liquar ID)

概要

ボストンで酒を飲もうと思ったら、International Drivers Licenceを提示しても断られることがあります。ま、東洋人なのでとてつもなく若く見られるからしかたないのですが、、、、そりゃパスポート見せればいいのですが、パスポートを常時携帯するのも、、、ということで、なんらかの公的なライセンスを入手しよう、ということになります。で、SSNを持っているなら手っ取り早いのがMASS ID、とりあえず酒を飲めることを証明したいならLiquar IDの取得、になるわけですが、このMASS IDとLiquar IDを発行しているのはなんと、Massachusetts Department of TransportationのRegistry of Moter Vehicles、つまり州の交通局の自動車部。いってみれば、こちらでは運転免許(とSSN)を持っているのがあたり前で、それが身分証明となる。運転免許を取得できない人に対するライセンスも、同じ部局が発行する、という思想なんですね。びっくり。

あと、国際運転免許証では、たまに酒類の提供を断られることがあります。これ、突然やられるとかなり悲しい感じです。ですから、何かしらのIDを取得しておくのが吉、なわけですね。

どのIDを取得すればいいのか。

マサチューセッツ州は、国際運転免許証の有効期間が長いので(カリフォルニア州などは、即効で自州のライセンスを取得しろ、と要求します。)、1年くらいの滞在でも別に国際運転免許証は取らなくても大丈夫といえば、大丈夫。でも、国際運転免許証の有効期間自体が1年ですので、滞在が長くなる方、滞在が短くても、頻繁に米国(や、米国の運転免許証でなんとなく車に乗れちゃう欧州圏)で車に乗らざるを得ない方(だいたい、米国西海岸はそうなりますよね、、、)は免許をとった方がいいです。
あと、なんだかんだで米国の公的期間発行IDが必要になる機会は多いです。ですから、車にあまり乗らないと思っていても、免許を取得することをお薦めします。

免許以外のIDもあるにはあります。1つがMASS ID。運転免許から運転許可の機能を省いたもの(この日本語おかしいなぁ、、)。私は簡単にこれを取得して終わらせようと思ったのですが、発行手続き時に窓口の人から「MASS IDは、国外の政府が発行する運転免許証を所有している者に対して、MASS IDは発行できない。だから運転免許を取得しなさい。」と言われ、発行を断られてしまいました。ですから、SSNを所得したら可及的速やかに運転免許を取得することをお薦めします。

その代わりに私が今回取得したのがLiquar ID。シンプルにお酒を購入・摂取するための許可証です。なお、MASS IDでお酒を売ってくれたり、飲ませてくれる店もあるのですが、たまにLiquar IDか運転免許証でないと門前払いされるケースがあります。パスポートを常時携行したくない方は、やっぱり運転免許証を、それが大変ならLiquar IDを取得することをお薦めします。

ウェブフォームでの申請

やり方がおもいっきり変わってます。事前にウェブでフォームに入力する形です。他のサイトで後述する証明書が認められる/もらえないというトラブル事案がたくさん紹介されていますが、フォームの中に有効な書類のリストが提示され、その場で何の書類を用いるのかを選択するという方法になったので、こういうトラブルは少なくなっているはずです。

***運転免許

Welcome MassDOT - Registry Divisionにある、
How Do I? > Online Branch > Licence/ ID > Permit > First Time Learner's Permit(ディレクトリではなく、ページ内の分類です。たどっていってください。)をクリックして、ウェブから申し込みます。
最終的にサーバ側にデータが登録されると同時に、その内容が記載され、バーコードが記載されたPDFをダウンロードして署名した上で、必要な証明書とともに持参します。

***MASS ID/ Liquar ID

Welcome MassDOT - Registry Divisionにある、
How Do I? > Online Branch > Licence/ ID > More Licence Transaction> New ID> MASS ID/ Liquar ID(ディレクトリではなく、ページ内の分類です。たどっていってください。)をクリックして、ウェブから申し込みます。
最終的にサーバ側にデータが登録されると同時に、その内容が記載され、バーコードが記載されたPDFをダウンロードして署名した上で、必要な証明書とともに筆記試験に持参します。

***証明書

以下のものが必要となります。上記のウェブフォームの入力をする前に、あらかじめ用意しておきましょう。

  1. Proof of Date of Birth/ 生年月日の証明書類: 私はパスポートを選択。なお、J1ビザで入国している場合、ビザとI-94が貼り付けられていることが重要。わざわざ剥がす人は居ないと思いますけれど、、
  2. Proof of Signature/ サインの証明:私はここでSSNを選択。SSNがない人は、cleared checkのimageとかになるのか?
  3. Proof of Massachusetts Residence/ 居住住所の証明:私は銀行が発行した小切手帳を選択。運転免許取るような人は、SSNがなくても流石に銀行口座くらいはもってますよね。というわけで、米国に入国し、住所が決まったら、即座に銀行口座を開設し、小切手帳をオーダーすることが大事、なわけです。
申請会場

私は結局MASS ID取得にしたので、あとは事務所に行くだけ。Cambridge周辺では、Chinatownの事務所が便利かと。

銀行

ホテル在住、電話はローミング、ならいいのだが、長期間滞在するならsubletに住むことになる。となると、必要になるのが、銀行口座。私が今住んでいるsubletはなにせ小切手による家賃支払なので、当座預金なるものを個人でもってなくてはならない。

Bank of America (BoA) での口座開設

銀行口座を開くのは大変そうに思えるかもしれないが、Bank of Americaなら米国内の住所を伝えて、パスポートを提示すれば、social security number(SSN)がなくても口座を開いてくれた。しかも、その場でデビッドカード機能付き仮カードを発行。本カードは郵送されてくるため、住所が確定していることが必要だけれど、なにはともあれ口座が開けると安心しますね。
ウェブバンキングでログインができなくなるなど、トラブった時は、MITのstudent center地下にあるBoAに行けば、丁寧にサポートしてくれます。

なお、毎月のstatementを郵送しない=ウェブで見る、形の契約にすると、帰国後に自分がいなくなったsubletにstatementが送られ続けるという事態は避けられる。

BoAのMIT支店はここ→MIT Campus Map W20 Stratton Student Centerの地下(地図)

Citibankでの口座開設

海外、特に米国での長期滞在する場合、事前に日本のシティバンク銀行で口座を開き、ドルキャッシュカードを作っておくというのが便利。そして、米国の米国のCitibank (Citibank N. A. *1 )で手数料無料(為替手数料は日本のアカウント内で既に支払い済みだけど)でドルを引き出して、現金のまま使うなり、米国の銀行口座に入金して小切手払いなどに備えるわけですね。
で、引き出しのATMと預け入れのATMは、当然同じ方が良い。ということで、Citibank N. A. の銀行口座が欲しくなるわけです。

こちら、やはりBoAよりは多少敷居が高い感じ。普通にSSNを確認され、かつ住居に届いた郵便物を提出して居住実態を証明することを求められました。ということで、ボストンの場合(西海岸は違うかも)まずBoAで口座を開き、本キャッシュカードを受け取って、SSNをゲットした後に、両方持ってCitiの支店に行くが吉。

なお、日本のCitibankのキャッシュカード、Citicard(クレジットカード)を出しても、そこまで反応は変わりませんでした。持っている方がまし、くらいなのかもしれません。
そして、後のコーナーで触れますが、同時にクレジットカードも申し込んでおくのが吉です。

クレジットカード

日本発行のVisa/Masterがあればいいじゃないか、と正直思ってました。少なくとも旅行者として滞在する分には全く支障はないです。しかし、携帯電話の支払い、米国発ローカル航空券の購入、、、、様々な場面で「米国発行の」クレジットカードでなければ決済できない事態に度々ぶち当たり、これが噂の「クレジット社会」ってやつなのか、と実感させられるわけです。町中ではスーパーでは現金決済が多いですが、それで済まない事態は突発的にやってきます。

で、アメリカでクレジットカードを作ろうと思ったら、クレジットヒストリーというものが必要です。これは、SSNに紐付いたクレジットカードの利用&返済の履歴で、この実績によってカード発行・与信枠ってやつが決まってくるわけです。詳しくは、↓のサイトを。

アメリカでの信用履歴獲得にはアメックスが便利 - The SYNTAX ERROR Blog

なので、米国に入国し、SSNが発行されたらさっさとクレジットカードを作ってヒストリーを作ると何かと安心、というわけです。

Citibank International Student Card

ただし、SSNが発行されても、その時点では紐付けられた利用&返済の履歴などないわけです。そこで履歴を作るためのエントリーカードとして有効なのがこのカード。Citibank N. A. 、Citicard N. A. のサイトには載っていないので、銀行口座開設時(visiting studentなどの身分を提示するでしょ)に一緒に作っておくのが吉、となるわけです。

なので、たぶん大学近辺の支店で銀行口座開設&クレジットカードの申込を一度に済ますのが合理的。MIT近辺のCitibankの支店は↓。

Citibank N A - Kendall Square/MIT - Cambridge, MA

American Express

学生は上記のカードが手に入るのですが、そうでない場合良く選択されるのが上記クレジットヒストリーの説明のところでリンクを紹介したAmex。日本で発行されたAmex(ただし本体発行のいわゆるGreen, Gold, それ以上に限る。)の利用履歴や利用枠をアメリカ発行のものに引き継げるというサービスがあるからです。↓のサイトに載っている電話番号に電話して手続きします。

American Express - Moving Abroad - Global Card Transfer - United States

ただし日本のカード、発行から12ヶ月経たないと引き継ぎはできないのです。渡航直前にAmex作っても無駄、、、、、かといえばそうではなく、上記電話番号で"transfer(引き継ぎ)"を希望すれば、保有期間が短いという理由でお断りされると同時に、新規での申込を勧められ、そのまま新規申込み用の電話窓口に転送されます。でも、結局クレジットカードヒストリーがないので、審査に落ちました。無意味に申込履歴を作ってしまったのは痛い。というわけで、米国長期滞在が予定される方、もしくは目指す方は一日も早くAmexグリーンを作りましょう。年会費はそこそこかかってしまいますが、Amexプロパーカードのサービスはそれに見合うだけのことはありますから。

携帯電話

私は、DoCoMo Galaxy NexusSIMロック解除して持ち込んだのに、T-mobileプリペイドSIMを刺して使ってます。
プリペイドSIMの購入は
T-Mobile - Downtown - Boston, MA
ここのお店で。パスポート見せるだけで売ってくれます。

T-mobileプリペイドSIMのプランは、
Prepaid Cell Plans | No Contract Plans | Text, Talk or Web | T-Mobile
どうせ音声通話なんて大してせずに、Google MapとメールやTwitterチェックがメインなので、$50/month, 100minutes talk, unlimited text (SMS) and webのプランでいいのではないかな、と、、、$30/monthのプランは、webでのSIMカード通販 or Walmart限定販売なので、自分自身でアクティベーションできる自身がない人は、$50/month一択になると思います。

リフィル(料金の継ぎ足し)も、ウェブ経由で出来ます。
Prepaid Refill | Fund Your Account | Pay As You Go Refill | T-Mobile
もちろん、T-mobileのショップでも可能。

料金プランの変更等は、my.t-mobile.comでできます。
私は、ショップの店員さんに勝手に付けられたfree international call/ textのオプション($10/month)を外しました。つか、ついてたのか、、、使う人には安いけど、別にskypeとかでいいですしね、、
ただ、プリペイドなのに国際通話無制限が$10/monthは安い!

とりあえず最初のお買い物

これは後から気がついて後悔、、、的なのですが、一人暮らしをする人間が一番集まるところはどこか、、、そう。それは大学なんですね。なので、Coop(大学生協)に行くと、一人暮らしスターター向け商品が、そこそこ揃ってしまうわけです。で、Cambridgeで一番でかいCoopというと、、、ここですよね。

  • Harvard COOP - Harvard Square - Cambridge, MA  ここの3階に行きましょう。だいたい揃います。ただし、この情報は8月、新学年前の時点のものなので、中途半端な学期中、学年途中の生活スタートの場合、それだけの品揃えをしているかは謎。

日本の場合、ニトリとか、イオンとか、無印とか、ビッグカメラとか、ありとあらゆるお店が3月になると新生活向けのセットをガンガン売り出しますが、こっちはそういうのはあまりなくて、あちこちでやってるback to school saleも小さな子供向けに親が買うという前提なので、、、なんかそういうのは不思議だなぁ、、。

日本から持ってきたほうが良い物

カトラリー

こちらでは、フォーク・ナイフなどが個別売りをほとんどしていない。家族分のセットで売っているので、なかなか一人分を手に入れられないのだ。

ペットボトルブラシ

日本だと100円ショップで買えるのに、こちらでは$4+taxしたかな、、、、ボトルにお茶や水を詰めて持ち歩く派は、絶対に日本で買っておこう。どうせかさばらないし、重くない。

その他お買い物

食器

まあ、安い食器がとりあえずあります。お皿を幾つか買いました。

Back Bay側ならここのお店。中身はほぼTj Maxxと同じですね。最初に宿泊する時にCambridgeじゃなく、Back Bay側なら使い勝手はいいです。
なお、Tj Maxx、Marshallともに、同じ企業(Welcome to The TJX Companies, Inc.)が運営する別ブランドのお店ですから、中身が同じなのはあたりまえ。さらに言えば、洋服やかばんなどGMS的な品揃えをしているので、手っ取り早く済ませるならとりあえずこのどちらかのお店に行くのが効率的。↓でSearsとかも紹介してますが、先にTj Maxx行って、まだ足りないものを以下の店で買い足すというのがいいかな、と。

寝具

今回は買ってないけど、場所が便利だし、安いものが揃ってる。

綿毛布を買いました。

金物

食品

  • Star Market - Cambridge, MA とりあえず、夜が12:00pmまでやっているのが偉い。それなりに品揃えもある。特に寿司とか。ここ、ボストン市街(だけじゃないのか?)にあちこちあるshaw'sというチェーン店の1つ。一応輸入食材も多少はある。でも、Lotteと大して値段が変わらないからここで買うことはないかな。キャンパス帰りにとりあえず食材を買い込むのにデイリーで使うお店。
  • Lotte Market - Kendall Square/MIT - Cambridge, MA 韓国&日本食材+雑貨品まで取り扱っているスーパー。だしの素とか、レトルトごはんとか、とにかくなんでもある。しかも、shaw'sとかと比べてとりわけ値段が高いわけではない。外食したって結構お金かかるので、躊躇なく調味料とか、インスタントものをガンガン買えるレベル。ま、ボストンの物価が高いというマジックなのだろうけど。
  • Whole Foods Market - Central Square - Cambridge, MA いわゆる高級スーパー。PB含めうまいものは売っている。このスーパーがある、Harvard Streetを通ってMITに向かう道は散歩道としても最高。量が少なめなのもよい。

酒屋

  • Supreme Liquors - Central Square - Cambridge, MA やたらめったらなんでもある酒屋。ビールは地元だけでなく、ヨーロッパのものも。ワインも僕が好きなVino Verdeまで。ウォッカの品揃えも下手な空港DFSよりすげぇ。GREY GOOSE® Vodkaも、各種フレーバー取り揃え。とりあえず、ビールは日本よりも相当安いので、enjoy!

航空券

米国内で移動する際、航空券は当然サイトから予約、となるわけですが、なんとAA.comは、アメリカ・中南米・イギリス(プラスアルファ、かな?)で発行されたクレジットカードしか受け付けてくれない。(UAとか、DELTAは知らない。)ので、結局expedia.co.jpで買うのが吉。米国国内線のチケットを、co.jpドメインのサービスで取るのはなんとも不思議だけれど、、、逆にANAJALの米国発の国際便航空券は、米国サイトじゃないとだめだったりする。なんとも不条理なり、、、

*1:N. A. はNorth Americaの略。北米法人、その大部分がUS法人という意味