前置き

筆者はこの夏、Visiting StudentというクレジットでMITで在外研究を行なっています。
で、学会等で短期間海外に滞在することは、研究者にとっては日常であることでしょう。しかし、この滞在がJ1などのビザを取得した上で、ヶ月単位の長期にわたると状況は一変します。まず、ビザを取るだけでも一苦労だし、ホテル滞在ってわけにもいかなくなるから、住居も見つけ無くてはならない。更に、実際に滞在を開始してからも、生活雑貨を1つずつ買い揃えていかなくてはならない。海外に行くと、家から数分以内にイオンとダイソーみたいな店が何十軒もある、などということは絶対にない。

というわけで、本エントリは「MITにVisiting Studentとして滞在する」かつ、「T Red line Central Sq. Stn.近辺にsubletを借りる」という超ピンポイントな方を対象に、そのノウハウを共有するために投稿します。といっても、Visa取得の部分は米国の他の大学に派遣される場合にも役立つし、それ以外の情報もボストンの大学に派遣され、ケンブリッジ地区に滞在する方ならそれなりに役立つはず。

ブログエントリなので、日付と紐付いているが、どんどん記述を加えていくので、日付はほぼ関係ないです。あまりに煩雑な手続きがあるため、記憶違いとかもそれなりに出てくるかもしれないです。ですので、内容に関しては責任はもちませんのでご容赦を。なにせ、数年でDS-159はDS-160に替わるは、大使館への手続はウェブベースに変わったり、レターパック500が不要になったりと、、、とにかくルールが変わりまくるので。そのような変化や、私の間違いなどは、コメントでどんどん指摘してくだされば幸いです。ご指摘を元に修正していきます。いつも最新の(できるだけ)正しい情報を維持できるよう、ソーシャルの力を借りつつも頑張って行きたいです。だって、ノウハウを蓄積しないと、次回の渡航で苦労するのは自分だから。というわけで、スタート。

ボストン滞在生活に役立つ情報

交通機関

MITの学生(Visiting Student含む)・職員には、MBTA(地下鉄&バス)のパスが半額で提供されるT-passを利用できる。で、MIT Facilities のウェブサイトには、サイトから購入する方法が延々載っているのだけど、わざわざStudent Accountに紐付けた口座=MIT Payに小切手で入金して、それをMIT Online Parking: Create T-pass Accountで購入手続きして、さらにStata Centerとか、MIT Facilityのデスクで受け取るなんてまあ面倒なわけです。

なので、一番のおすすめはW20 Student Center地下のParking and Transportationデスクに行って直接購入すること。場所はオリエンテーションを受けてIDカードを受け取るMIT Cardと同じ部屋なので、その際に現金を持って行ってIDカードができたらその場でお買い上げ、というのがいいですよ。なお、現金か小切手しか受け付けてもらえないので要注意。あと、学生割引T-Passは、月末の3営業日しか購入できないので、事前に行っても仕方ありませんのであしからず。

私は、MIT徒歩圏に住んでいるので、最初の1ヶ月はPassを購入せずに過ごし、学会などでボストンを移動する機会が増える二ヶ月目の直前に購入しました。Passは月単位(もしくは学期単位)の発行なので、月末近いのであれば1week Passで済まして、翌月分からT-Passにするのをお薦めします。

運転免許(MASS ID, Liquar ID)

概要

ボストンで酒を飲もうと思ったら、International Drivers Licenceを提示しても断られることがあります。ま、東洋人なのでとてつもなく若く見られるからしかたないのですが、、、、そりゃパスポート見せればいいのですが、パスポートを常時携帯するのも、、、ということで、なんらかの公的なライセンスを入手しよう、ということになります。で、SSNを持っているなら手っ取り早いのがMASS ID、とりあえず酒を飲めることを証明したいならLiquar IDの取得、になるわけですが、このMASS IDとLiquar IDを発行しているのはなんと、Massachusetts Department of TransportationのRegistry of Moter Vehicles、つまり州の交通局の自動車部。いってみれば、こちらでは運転免許(とSSN)を持っているのがあたり前で、それが身分証明となる。運転免許を取得できない人に対するライセンスも、同じ部局が発行する、という思想なんですね。びっくり。

あと、国際運転免許証では、たまに酒類の提供を断られることがあります。これ、突然やられるとかなり悲しい感じです。ですから、何かしらのIDを取得しておくのが吉、なわけですね。

どのIDを取得すればいいのか。

マサチューセッツ州は、国際運転免許証の有効期間が長いので(カリフォルニア州などは、即効で自州のライセンスを取得しろ、と要求します。)、1年くらいの滞在でも別に国際運転免許証は取らなくても大丈夫といえば、大丈夫。でも、国際運転免許証の有効期間自体が1年ですので、滞在が長くなる方、滞在が短くても、頻繁に米国(や、米国の運転免許証でなんとなく車に乗れちゃう欧州圏)で車に乗らざるを得ない方(だいたい、米国西海岸はそうなりますよね、、、)は免許をとった方がいいです。
あと、なんだかんだで米国の公的期間発行IDが必要になる機会は多いです。ですから、車にあまり乗らないと思っていても、免許を取得することをお薦めします。

免許以外のIDもあるにはあります。1つがMASS ID。運転免許から運転許可の機能を省いたもの(この日本語おかしいなぁ、、)。私は簡単にこれを取得して終わらせようと思ったのですが、発行手続き時に窓口の人から「MASS IDは、国外の政府が発行する運転免許証を所有している者に対して、MASS IDは発行できない。だから運転免許を取得しなさい。」と言われ、発行を断られてしまいました。ですから、SSNを所得したら可及的速やかに運転免許を取得することをお薦めします。

その代わりに私が今回取得したのがLiquar ID。シンプルにお酒を購入・摂取するための許可証です。なお、MASS IDでお酒を売ってくれたり、飲ませてくれる店もあるのですが、たまにLiquar IDか運転免許証でないと門前払いされるケースがあります。パスポートを常時携行したくない方は、やっぱり運転免許証を、それが大変ならLiquar IDを取得することをお薦めします。

ウェブフォームでの申請

やり方がおもいっきり変わってます。事前にウェブでフォームに入力する形です。他のサイトで後述する証明書が認められる/もらえないというトラブル事案がたくさん紹介されていますが、フォームの中に有効な書類のリストが提示され、その場で何の書類を用いるのかを選択するという方法になったので、こういうトラブルは少なくなっているはずです。

***運転免許

Welcome MassDOT - Registry Divisionにある、
How Do I? > Online Branch > Licence/ ID > Permit > First Time Learner's Permit(ディレクトリではなく、ページ内の分類です。たどっていってください。)をクリックして、ウェブから申し込みます。
最終的にサーバ側にデータが登録されると同時に、その内容が記載され、バーコードが記載されたPDFをダウンロードして署名した上で、必要な証明書とともに持参します。

***MASS ID/ Liquar ID

Welcome MassDOT - Registry Divisionにある、
How Do I? > Online Branch > Licence/ ID > More Licence Transaction> New ID> MASS ID/ Liquar ID(ディレクトリではなく、ページ内の分類です。たどっていってください。)をクリックして、ウェブから申し込みます。
最終的にサーバ側にデータが登録されると同時に、その内容が記載され、バーコードが記載されたPDFをダウンロードして署名した上で、必要な証明書とともに筆記試験に持参します。

***証明書

以下のものが必要となります。上記のウェブフォームの入力をする前に、あらかじめ用意しておきましょう。

  1. Proof of Date of Birth/ 生年月日の証明書類: 私はパスポートを選択。なお、J1ビザで入国している場合、ビザとI-94が貼り付けられていることが重要。わざわざ剥がす人は居ないと思いますけれど、、
  2. Proof of Signature/ サインの証明:私はここでSSNを選択。SSNがない人は、cleared checkのimageとかになるのか?
  3. Proof of Massachusetts Residence/ 居住住所の証明:私は銀行が発行した小切手帳を選択。運転免許取るような人は、SSNがなくても流石に銀行口座くらいはもってますよね。というわけで、米国に入国し、住所が決まったら、即座に銀行口座を開設し、小切手帳をオーダーすることが大事、なわけです。
申請会場

私は結局MASS ID取得にしたので、あとは事務所に行くだけ。Cambridge周辺では、Chinatownの事務所が便利かと。

銀行

ホテル在住、電話はローミング、ならいいのだが、長期間滞在するならsubletに住むことになる。となると、必要になるのが、銀行口座。私が今住んでいるsubletはなにせ小切手による家賃支払なので、当座預金なるものを個人でもってなくてはならない。

Bank of America (BoA) での口座開設

銀行口座を開くのは大変そうに思えるかもしれないが、Bank of Americaなら米国内の住所を伝えて、パスポートを提示すれば、social security number(SSN)がなくても口座を開いてくれた。しかも、その場でデビッドカード機能付き仮カードを発行。本カードは郵送されてくるため、住所が確定していることが必要だけれど、なにはともあれ口座が開けると安心しますね。
ウェブバンキングでログインができなくなるなど、トラブった時は、MITのstudent center地下にあるBoAに行けば、丁寧にサポートしてくれます。

なお、毎月のstatementを郵送しない=ウェブで見る、形の契約にすると、帰国後に自分がいなくなったsubletにstatementが送られ続けるという事態は避けられる。

BoAのMIT支店はここ→MIT Campus Map W20 Stratton Student Centerの地下(地図)

Citibankでの口座開設

海外、特に米国での長期滞在する場合、事前に日本のシティバンク銀行で口座を開き、ドルキャッシュカードを作っておくというのが便利。そして、米国の米国のCitibank (Citibank N. A. *1 )で手数料無料(為替手数料は日本のアカウント内で既に支払い済みだけど)でドルを引き出して、現金のまま使うなり、米国の銀行口座に入金して小切手払いなどに備えるわけですね。
で、引き出しのATMと預け入れのATMは、当然同じ方が良い。ということで、Citibank N. A. の銀行口座が欲しくなるわけです。

こちら、やはりBoAよりは多少敷居が高い感じ。普通にSSNを確認され、かつ住居に届いた郵便物を提出して居住実態を証明することを求められました。ということで、ボストンの場合(西海岸は違うかも)まずBoAで口座を開き、本キャッシュカードを受け取って、SSNをゲットした後に、両方持ってCitiの支店に行くが吉。

なお、日本のCitibankのキャッシュカード、Citicard(クレジットカード)を出しても、そこまで反応は変わりませんでした。持っている方がまし、くらいなのかもしれません。
そして、後のコーナーで触れますが、同時にクレジットカードも申し込んでおくのが吉です。

クレジットカード

日本発行のVisa/Masterがあればいいじゃないか、と正直思ってました。少なくとも旅行者として滞在する分には全く支障はないです。しかし、携帯電話の支払い、米国発ローカル航空券の購入、、、、様々な場面で「米国発行の」クレジットカードでなければ決済できない事態に度々ぶち当たり、これが噂の「クレジット社会」ってやつなのか、と実感させられるわけです。町中ではスーパーでは現金決済が多いですが、それで済まない事態は突発的にやってきます。

で、アメリカでクレジットカードを作ろうと思ったら、クレジットヒストリーというものが必要です。これは、SSNに紐付いたクレジットカードの利用&返済の履歴で、この実績によってカード発行・与信枠ってやつが決まってくるわけです。詳しくは、↓のサイトを。

アメリカでの信用履歴獲得にはアメックスが便利 - The SYNTAX ERROR Blog

なので、米国に入国し、SSNが発行されたらさっさとクレジットカードを作ってヒストリーを作ると何かと安心、というわけです。

Citibank International Student Card

ただし、SSNが発行されても、その時点では紐付けられた利用&返済の履歴などないわけです。そこで履歴を作るためのエントリーカードとして有効なのがこのカード。Citibank N. A. 、Citicard N. A. のサイトには載っていないので、銀行口座開設時(visiting studentなどの身分を提示するでしょ)に一緒に作っておくのが吉、となるわけです。

なので、たぶん大学近辺の支店で銀行口座開設&クレジットカードの申込を一度に済ますのが合理的。MIT近辺のCitibankの支店は↓。

Citibank N A - Kendall Square/MIT - Cambridge, MA

American Express

学生は上記のカードが手に入るのですが、そうでない場合良く選択されるのが上記クレジットヒストリーの説明のところでリンクを紹介したAmex。日本で発行されたAmex(ただし本体発行のいわゆるGreen, Gold, それ以上に限る。)の利用履歴や利用枠をアメリカ発行のものに引き継げるというサービスがあるからです。↓のサイトに載っている電話番号に電話して手続きします。

American Express - Moving Abroad - Global Card Transfer - United States

ただし日本のカード、発行から12ヶ月経たないと引き継ぎはできないのです。渡航直前にAmex作っても無駄、、、、、かといえばそうではなく、上記電話番号で"transfer(引き継ぎ)"を希望すれば、保有期間が短いという理由でお断りされると同時に、新規での申込を勧められ、そのまま新規申込み用の電話窓口に転送されます。でも、結局クレジットカードヒストリーがないので、審査に落ちました。無意味に申込履歴を作ってしまったのは痛い。というわけで、米国長期滞在が予定される方、もしくは目指す方は一日も早くAmexグリーンを作りましょう。年会費はそこそこかかってしまいますが、Amexプロパーカードのサービスはそれに見合うだけのことはありますから。

携帯電話

私は、DoCoMo Galaxy NexusSIMロック解除して持ち込んだのに、T-mobileプリペイドSIMを刺して使ってます。
プリペイドSIMの購入は
T-Mobile - Downtown - Boston, MA
ここのお店で。パスポート見せるだけで売ってくれます。

T-mobileプリペイドSIMのプランは、
Prepaid Cell Plans | No Contract Plans | Text, Talk or Web | T-Mobile
どうせ音声通話なんて大してせずに、Google MapとメールやTwitterチェックがメインなので、$50/month, 100minutes talk, unlimited text (SMS) and webのプランでいいのではないかな、と、、、$30/monthのプランは、webでのSIMカード通販 or Walmart限定販売なので、自分自身でアクティベーションできる自身がない人は、$50/month一択になると思います。

リフィル(料金の継ぎ足し)も、ウェブ経由で出来ます。
Prepaid Refill | Fund Your Account | Pay As You Go Refill | T-Mobile
もちろん、T-mobileのショップでも可能。

料金プランの変更等は、my.t-mobile.comでできます。
私は、ショップの店員さんに勝手に付けられたfree international call/ textのオプション($10/month)を外しました。つか、ついてたのか、、、使う人には安いけど、別にskypeとかでいいですしね、、
ただ、プリペイドなのに国際通話無制限が$10/monthは安い!

とりあえず最初のお買い物

これは後から気がついて後悔、、、的なのですが、一人暮らしをする人間が一番集まるところはどこか、、、そう。それは大学なんですね。なので、Coop(大学生協)に行くと、一人暮らしスターター向け商品が、そこそこ揃ってしまうわけです。で、Cambridgeで一番でかいCoopというと、、、ここですよね。

  • Harvard COOP - Harvard Square - Cambridge, MA  ここの3階に行きましょう。だいたい揃います。ただし、この情報は8月、新学年前の時点のものなので、中途半端な学期中、学年途中の生活スタートの場合、それだけの品揃えをしているかは謎。

日本の場合、ニトリとか、イオンとか、無印とか、ビッグカメラとか、ありとあらゆるお店が3月になると新生活向けのセットをガンガン売り出しますが、こっちはそういうのはあまりなくて、あちこちでやってるback to school saleも小さな子供向けに親が買うという前提なので、、、なんかそういうのは不思議だなぁ、、。

日本から持ってきたほうが良い物

カトラリー

こちらでは、フォーク・ナイフなどが個別売りをほとんどしていない。家族分のセットで売っているので、なかなか一人分を手に入れられないのだ。

ペットボトルブラシ

日本だと100円ショップで買えるのに、こちらでは$4+taxしたかな、、、、ボトルにお茶や水を詰めて持ち歩く派は、絶対に日本で買っておこう。どうせかさばらないし、重くない。

その他お買い物

食器

まあ、安い食器がとりあえずあります。お皿を幾つか買いました。

Back Bay側ならここのお店。中身はほぼTj Maxxと同じですね。最初に宿泊する時にCambridgeじゃなく、Back Bay側なら使い勝手はいいです。
なお、Tj Maxx、Marshallともに、同じ企業(Welcome to The TJX Companies, Inc.)が運営する別ブランドのお店ですから、中身が同じなのはあたりまえ。さらに言えば、洋服やかばんなどGMS的な品揃えをしているので、手っ取り早く済ませるならとりあえずこのどちらかのお店に行くのが効率的。↓でSearsとかも紹介してますが、先にTj Maxx行って、まだ足りないものを以下の店で買い足すというのがいいかな、と。

寝具

今回は買ってないけど、場所が便利だし、安いものが揃ってる。

綿毛布を買いました。

金物

食品

  • Star Market - Cambridge, MA とりあえず、夜が12:00pmまでやっているのが偉い。それなりに品揃えもある。特に寿司とか。ここ、ボストン市街(だけじゃないのか?)にあちこちあるshaw'sというチェーン店の1つ。一応輸入食材も多少はある。でも、Lotteと大して値段が変わらないからここで買うことはないかな。キャンパス帰りにとりあえず食材を買い込むのにデイリーで使うお店。
  • Lotte Market - Kendall Square/MIT - Cambridge, MA 韓国&日本食材+雑貨品まで取り扱っているスーパー。だしの素とか、レトルトごはんとか、とにかくなんでもある。しかも、shaw'sとかと比べてとりわけ値段が高いわけではない。外食したって結構お金かかるので、躊躇なく調味料とか、インスタントものをガンガン買えるレベル。ま、ボストンの物価が高いというマジックなのだろうけど。
  • Whole Foods Market - Central Square - Cambridge, MA いわゆる高級スーパー。PB含めうまいものは売っている。このスーパーがある、Harvard Streetを通ってMITに向かう道は散歩道としても最高。量が少なめなのもよい。

酒屋

  • Supreme Liquors - Central Square - Cambridge, MA やたらめったらなんでもある酒屋。ビールは地元だけでなく、ヨーロッパのものも。ワインも僕が好きなVino Verdeまで。ウォッカの品揃えも下手な空港DFSよりすげぇ。GREY GOOSE® Vodkaも、各種フレーバー取り揃え。とりあえず、ビールは日本よりも相当安いので、enjoy!

航空券

米国内で移動する際、航空券は当然サイトから予約、となるわけですが、なんとAA.comは、アメリカ・中南米・イギリス(プラスアルファ、かな?)で発行されたクレジットカードしか受け付けてくれない。(UAとか、DELTAは知らない。)ので、結局expedia.co.jpで買うのが吉。米国国内線のチケットを、co.jpドメインのサービスで取るのはなんとも不思議だけれど、、、逆にANAJALの米国発の国際便航空券は、米国サイトじゃないとだめだったりする。なんとも不条理なり、、、

*1:N. A. はNorth Americaの略。北米法人、その大部分がUS法人という意味

そもそもどんな書類を揃えるのが必要なのか?

  • DS-2019
  • J1ビザ (ビザの種類はケースバイケース)

J1ビザを所得するためにDS-2019という書類が必要なのですが、細かな手順は追って説明しますので、読み進めてください。
ビザの種類と各書類の意味・機能については、↓のサイトの解説が詳しいです。ただし、ロジスティクスに関しては、既にかなりの部分が電子化・変更されているので、背景説明だけを読んでください。

研究留学ガイド:Jビザの取得(基本編)

最近の自分が関わったり、自分の周囲の方が関係されているLOD・オープンデータ関係の動きに関するリンク集

ちょっと必要になったので、まとめてみました。
私信にするのも勿体ないので(全て公開情報だし)、ブログエントリにしておきます。

W3C/KeioのORF出展は盛り沢山。Mozilla Japan 瀧田代表理事とW3C/Keio一色サイトマネージャーとの対談も。

1つ前のエントリでお伝えしたとおり、来週はSFCオープンリサーチフォーラム2010が開催されます。そしてこのエントリでは、W3C/Keioの出展内容をご紹介。こちらはなんとミニセッションが2本。そしてブース展示でも、NTTコミュニケーションズ様のご協力のもと、WebSocketのデモを終日展開。このデモを見に来るだけでも、飛び石連休中に六本木くんだりまで足を運ぶ価値はありますぜぃ!!

ミニセッションの目玉は、Mozilla Japan 瀧田代表理事W3C/Keio 一色サイトマネージャーとの対談。瀧田氏がSFCで非常勤講師として教鞭をとっていらっしゃることから実現した今回の対談、必聴です。祝日の夕方は対談を聞いて、そのあとクリスマスイルミネーションがとっくに始まっているけやき坂の夜景を楽しむというのが正しい?休日の過ごし方でしょう。(私は撤収に追われていますけどね、、、)

月曜の朝一に脳に刺激を、という方にうってつけなのがもう一つのセッション。こちらは、W3C/Keioのスタッフによる対談。外からはあまり見えにくいらしいW3Cについて語りつくします。

というわけで、出展内容は以下のとおりです。皆様、アカデミーヒルズでお待ち申し上げております!!

ブース展示:ウェブ標準が拓く新たな世界とW3CHTML5、MMI、Web on TV

近年巷で話題になっているHTML5を始めとするWeb標準規格。この仕様を策定する標準化団体であるWorld Wide Web Consortium (W3C)の拠点の1つが慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに置かれています。今回は、HTML5をはじめ、W3Cにおいて策定が進むウェブ標準仕様を紹介するとともに、W3Cが掲げる次世代ウェブのコンセプト、そしてWeb on TV Workshopといった日本発の仕様策定の試みについてご説明します。NTTコミュニケーションズ様のご協力により、WebSocketのデモも実施いたします。

ミニセッション1):オープンウェブの進化を牽引するSFC

  • 登壇者
    • 瀧田 佐登子 大学院政策・メディア研究科講師(非常勤)Mozilla Japan 代表理事
    • 一色 正男 大学院政策・メディア研究科教授 W3C/Keioサイトマネージャー
    • 司会:深見嘉明 政策・メディア研究科 次世代Web応用技術・ラボ 特別研究助教

HTML5 などウェブ標準を策定する World Wide Web Consortium (W3C) の日本拠点は、SFC の教員が率いており、SFC はオープンウェブの進化を牽引する存在とも言える存在です。本セッションでは、Firefox 等先進的なオープンソースソフトウェアをリリースし続けるMozilla の日本の代表で、SFC でも非常勤講師として教鞭を取られている瀧田佐登子氏とW3C/Keio の一色正男サイトマネージャーとの対談を行ないます。Mozilla、そして W3C の活動内容や SFC との関わり、そして HTML5 など新たな技術でますます進化するオープンウェブプラットフォームの未来について 2 つの組織のトップが語ります。

ミニセッション2):SFCによるウェブ標準への貢献:W3C/Keioの活動報告

  • 登壇者
    • 一色 正男 大学院政策・メディア研究科教授 W3C/Keioサイトマネージャー
    • Michael Smith W3C/Keio HTML5 Working Group Activity Lead 政策・メディア研究科講師
    • 芦村和幸 W3C/Keio MMI/Voice Activity Lead 政策・メディア研究科講師
    • 中島博敬 W3C/Keio システムチーム、政策・メディア研究科研究員
    • 深見嘉明 政策・メディア研究科 次世代Web応用技術・ラボ 特別研究助教

今広く注目を集めるHTML5を始めとするウェブ標準技術。その策定が進められている国際コンソーシアムWorld Wide Webの拠点の1つ(W3C/Keio)が、このSFCに設置されています。本セッションでは、ウェブ標準の重要性と標準規格策定プロセスについて解説するとともに、SFCの教員・学生がどのような形で標準化活動に携わっているのかについてご紹介します。

AWAlab.のORF2010はLinked Open Dataとオープンガバメントで盛り上がる!!

秋が深まり、、、、というよりも、秋をすっ飛ばして冬が来てしまった間がある今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。秋と言えば学園祭。ええ。私は別に学祭にキャッキャウフフするような歳ではないですが、大学に所属しているので、何かと影響があります。三田祭、どんな感じなんだろう、、、
で、私が所属するSFCでは、この三田祭期間=学園祭のお休み期間の間、三田で模擬店を巡るなんてことはせず(ちょっと寂しい、、)、六本木ヒルズアカデミーヒルズを借りて研究発表イベントを開催しております。その名も、Open Research Forum、略してORF。

今年のSFC Open Research Forum 2010には、次世代Web応用技術・ラボ、略してAWAlab.も、ブース展示に加え、and you?ミニセッションを出展します。
こちら、開催直前にスロットの募集がかかったため、公式サイトに案内が全くないのですが、ちゃんとやります。しかも、テーマは今話題のオープンガバメントにLikeddata!
オープンガバメントっていっても、ただ公的機関が保有しているデータがPDFとかで開示されても、ただ「見れる」だけ。データは実際に計算したり分析したりしてこそ活用できるよね!ということで、ウェブというオープンなプラットフォームに、情報やデータを持っている主体がじぶんで、マシンリーダブル=利用者がハンドリングできる形式で公開し、情報の公開・活用・共有価値の創出・価値の受益までをボトムアップで行おうというのが、Linked Data×コミュニティのコンセプト。
今回はその実践で先頭を走る2つのプロジェクトからゲストを招いて対談します。

お一人は、Open Community Data Initiative/ 横浜Linked Open Data Project 主宰の小林巌生。そして、SFCならびにW3CのOBで、LinkedData.jpの主宰者、更には国立情報学研究所で進んでいる学術リソース(特に美術館・博物館収蔵品)のLODデータベース&利用基盤構築プロジェクトであるLOD.AC | Linked Open Data for Academiaにも携わる加藤文彦氏と深見との鼎談です。時間が30分と短いのでかなりコンパクトな感じで申し訳ないのですが、かなり熱くなるはずです。

AWAlab.のブース出展自体は、ORFの会期=22日・23日の二日間終日に渡っているので、セッションにお越しになれない方はせめてブースにおいで下さいませ。セッションは朝早くて時間も短いので、終わった後はたぶんブース近辺で登壇者は雑談している可能性もある(かな?)ので、ぜひぜひ。

飛び石連休は、アカデミックでソーシャルな刺激を受けにきてくださいね!! 六本木でお待ちしております!!

ミニセッション:Linked Dataとコミュニティが拓くオープンガバメント

  • 登壇者
    • 加藤文彦 情報システム研究機構 国立情報学研究所 特任研究員 LinkedData.jp
    • 小林巌生 Open Community Data Initiative/ 横浜Linked Open Data Project 主宰
    • 司会:深見嘉明 政策・メディア研究科 次世代Web応用技術・ラボ 特別研究助教

世界最大のドキュメントデータベースであるウェブ。そのウェブを、データ共有・活用のためのプラットフォームに進化させる技術、それがLinked Open Data(LOD)です。LODはオープンガバメント戦略の中で重要な技術として位置づけられており、イギリス・アメリカでは政府が積極的に取り組んでいます。本セッションでは、SFC卒業生で国立情報学研究所にて学術情報のLOD化に尽力されている加藤文彦氏と、地域コミュニティの活性化をLODを通じて行う横浜Linked Open Dataプロジェクトを主催する小林巌生氏を迎え、アカデミックコミュニティと地域コミュニティによるボトムアップでのオープンガバメントの実現への方策、課題について議論します。

ブース展示:次世代ブラウザ、セマンティックウェブ技術がもたらすウェブの進化

AWAラボでは次世代Web応用技術を研究し、世界に先駆けたWeb応用ビジネス基盤を構築することを目指して活動しています。今回は、ウェブ3.0を実現する技術として注目を集めるセマンティックウェブ技術の応用を進めるセマンティックWeb委員会の活動ならびに、ウェブアプリケーションプラットフォームとしての機能を強める次世代ブラウザがウェブと社会をどのように進化させていくのかについてご紹介いたします。